40代の介護職は体力の衰えに直面する。健康な人でもこの年代になると体のどこかが衰えてしまい、病気に罹ってしまう人もいるだろう。
この仕事は体力と気力を必要とするため、病気になったり体力が衰えてしまったら仕事を続けるのは難しい面がある。

このような状態になった場合には二つの道がある。一つは転職して負担の小さな職場に移ることだ。介護の仕事は負担が大きいが、介護施設からデイケアの仕事に移ることができたら負担は軽減されるだろう。デイケアの仕事は夜勤がないので、体力が衰えてしまった人でも続けられる仕事と言える。訪問介護などの仕事に移ることも可能だ。この仕事も夜勤はないことが多いので、それほど体力を消耗しないで働ける。ただし、夜勤がない仕事に移った場合、収入が減ってしまうため、ある程度事前に覚悟をしておく必要があるだろう。
収入を減らさず仕事の負担を軽減したいと考える場合には、これを解決する二つ目の道として、ケアマネージャーのような上級職に移ることが挙げられる。試験を受けて合格しなければケアマネージャーにはなれないため決して簡単な方法ではないが、もし合格できたら自分が直面している問題を解決できるだろう。

ケアマネージャーの仕事は夜勤がないため働きやすい上に収入もアップする。これまで介護の現場で働いてきた経験を生かせるなどメリットが多いためおすすめの職種である。しかし試験があるので容易にケアマネジャーになれるわけではない。
この資格試験の合格率は10%から15%なので難しい試験なのである。県によっては合格率が10%を切っているところもあるため、事前に十分な準備をして試験に臨まなければならない。